今書店に並んでいる「チルチンびと」で障子を特集していて、”たっぷり”と障子の素敵さが紹介されています。

我が家を建てる時に家の雰囲気とカーテンは合わないなぁということで色の濃いブラインドを
使うことで落ち着きましたが、これを読むと、我が家には障子だったんじゃないかという気がしてきました。


そして、偶然ですが、この週末鳥取県智頭町の石谷家住宅へ行ってきました。

平成21年に重要文化財に指定されたもので、案内の冊子に

「見上げれば巨木の梁組、大黒柱の輝き、
   近世から近代への建築技術の推移を示す貴重な歴史的建造物」


とあるように、入ってすぐの土間の吹き抜けの高さ、造りのかっこよさに心を奪われ、
あとは各部屋に行くたびに、純和風というよりはモダンな雰囲気や中国の雰囲気も感じるような
障子や欄間のデザインに興奮しきりでした。

土間の梁
土間に立って真上を見上げた景色。

障子と欄間
障子と欄間のデザインはどの部屋も違っていて、どれも素敵でした。
この欄間は石谷家の中で私が一番気に入ったもの。
ちょっとヨーロッパぽい気がしたのと、手ぬぐいのデザインにあったら良いなーと思いましたよ。

螺旋階段と太鼓橋
石谷家の中で特別異空間を演出していた螺旋階段と太鼓橋。
材木の色も明るめでおもしろかったです。

ほかにも部屋の照明、天井の造り、ガラスや格子などたくさんの見所があって、
どれも見落としたくなくてキョロキョロと見て回りました。

チルチンびとで読んだ障子の美しさを実感、満喫できた石谷家住宅でした。

今すぐにはできないけれど、わが家も障子を将来のお楽しみにとっておくことにします。

「チルチンびと」、立ち読みでも(笑)一度見てみてくださいね。

そしてそして石谷家住宅、超おすすめです☆☆☆☆☆一見の価値あり!!!
(近くには、先日ここで紹介したお酒の酒蔵もありましたよ)